消化器集団検診
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胃集検で発見される進行胃癌の実態とその対策
長澤 茂千葉 茂樹秋浜 玄佐藤 公彦中塚 明彦佐藤 俊一狩野 敦
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1998 年 36 巻 2 号 p. 103-109

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抄録
岩手県における一般住民を対象とした胃集検受診者からの進行癌について検討をおこなった。間接撮影は撮影基準B-II7枚法, 検討期間は平成3~7年の5年間で受診数は約40万人発見癌は582例を数えた。このうち進行癌は233例40.0%を占めた。受診歴別にみると初回群217例38.4%, 逐年群197例34.9%, 非初回群127例22.4%で, 逐年群からの進行癌は64例を占め, 深達度別にはmp28例14.2%, ss19例9.6%, s17例8.6%であった。逐年群からの発見進行癌64例について発見年と前年の間接X線写真を詳細に検討した結果 “読影に問題あり” は14例21.9%, “撮影に問題ありとするもの” 45例70.3%, “癌発育が急速 (狭義の中間期癌)” と思われたもの5例7.8%であった。 “読影に問題” はM領域下部~A領域上部そして小彎に高率で, “撮影に問題” はバリュウム付着不良および病変との重なりが27例, ついで撮影不適が14例で背臥位第二斜位像の撮影には十分な理解が必要とおもわれた。
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© 日本消化器がん検診学会
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