消化器集団検診
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施設検診発見膵癌の実態とその予後に関する検討
増田 英明今村 清子酒井 辰彦四宮 由美子小松 弘一西山 和男土橋 健佐島 敬清
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1999 年 37 巻 3 号 p. 293-299

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抄録
当施設の超音波 (US) 検診で発見された膵癌の実態と予後について検討した。発見膵癌は10例 (発見率0.06%) で膵管癌7例, 膵管内乳頭腺癌2例, 島細胞癌1例であり, 膵管癌7例の病期はI-1, II-0, III-3, IV-3例であった。腫瘍占拠部位は頭部5例, 体尾部3例, 鈎部1例, 全体1例であった。US膵有所見率は1.3%であり, 膵管拡張, 膵腫瘤, 膵腫大が悪性腫瘍を疑う所見として重要であった。偽陰性例は2例ありシステム検診精度は感度80%・特異度98.7%・PPV3.6%であった。発見膵癌の累積生存率は1年70%・3年50%・5年50%であったが, 膵管癌は1年57.1%・3年28.6%・5年28.6%と他と比較して低かった。膵管拡張所見で検出された膵癌は予後良好であり, 膵腫瘤・腫大で検出された膵癌は予後不良であった。予後良好な膵癌の発見のためにはUS間接所見を積極的に精査すべきであるが, USの限界を心得, 偽陰性例を考慮した対策も講じておく必要がある。
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© 日本消化器がん検診学会
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