抄録
がん検診の精度を評価し改善策を明らかにすることは, その質を確保するうえで不可欠の前提と言える。しかし現実には, その取組みが十分とは言えない状況があり, しかも検診の精度には地域格差が大きいことも示唆されている。
平成9・10年度に実施された厚生省「成人病検診管理指導協議会のあり方に関する調査研究」班 (主任研究者: 久道茂・東北大学医学部長) では, 「がん検診の精度評価に関する手引き」を作成した。それにより市町村が検診実施体制を自己点検・評価するためのチェックリストと成人病検診管理指導協議会における検討項目を示した。本稿では, その概要を示すものである。