日本消化器集団検診学会雑誌
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遡及的観察あるいは経過観察された大腸癌の3症例
難波 美津雄長町 将雄下田 渉高山 陽松本 光正砂川 正勝
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キーワード: 大腸癌, 自然史, 遡及的観察
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2000 年 38 巻 3 号 p. 317-324

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抄録
大腸癌の経過観察あるいは遡及的検討のできた症例は少なく, その検討は大腸癌の発育を知る上で重要である。本論文では経過が追えた3症例について文献的考察を加え報告した。症例1は78歳の女性でRsに最大径3.5cmの全周性2型の腫瘤を認めた。1年3ヶ月後に4cmの腫瘤になり, 狭窄は強くなっていた。ダブリングタイムは25.9ヶ月であった。症例2は63歳の男性で, 大腸集検で要精査となり, X線検査を施行した。直腸Rbに最大径3cmのIIa様の隆起性腫瘤を認めたが, 便塊として読影された。2年11ヶ月後に下血のため再度X線検査を施行し, 同部に6cmの2型の腫瘤を認めた。ダブリングタイムは11.6ヶ月であった。症例3は69歳の男性で, S状結腸癌術後で定期的にX線検査を施行していた。2年10ヶ月前に異常のなかった上行結腸に最大径3cmの半周性の2型の腫瘤を認めた。
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