日本消化器集団検診学会雑誌
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肝細胞がんハイリスク群の管理検診に関する検討
小野寺 博義鵜飼 克明鈴木 雅貴
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2001 年 39 巻 6 号 p. 499-503

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抄録
肝細胞がんハイリスク群での管理検診について検討した。管理検診発見群の肝がん症例での最大径2.0cm以下の単結節症例の割合は50.0%, 2.1-3.0cmの単結節症例は15.4%であった。一般外来発見群ではそれぞれ10.5%, 14.0%にすぎず, 3.0cm以下の単結節症例の割合は管理検診発見群と一般外来発見群との間に有意差が認められた。管理検診発見群の10年生存率は15.0%であるのに対して, 一般外来発見群では3.6%で有意差が認められた。最大径3.0cm以下の単結節症例のみで比較しても管理検診発見群の10年生存率は25.4%, 一般外来発見群13.3%であり有意差が認められた。ハイリスク群の管理検診により早期発見が可能で予後の改善もみられることから, 肝がんのスクリーニングシステムを継続していく必要がある。問題点としては厳重な管理検診下にないハイリスク群が存在する点であり, 啓蒙活動が必要である。
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