日本消化器集団検診学会雑誌
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近畿地方における集検超音波部会の取り組み
羽生 大記水間 美宏
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2002 年 40 巻 1 号 p. 43-48

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抄録

平成12年6月本学会近畿支部超音波部会が発足した。現時点で会員数は個人会員171名, 施設会員8施設で, 個人会員の内訳は臨床検査技師126名, 放射線技師16名, 医師29名である。会員数の府県格差が大きく (大阪が多い), 今後の課題である。活動の中心は, 年1回の学術集会と研修会である。これまでに, 学術集会2回, 研修会1回を開催した。いずれもの多くの参加者があり, 順調な滑り出しと考えている。今後とも会員のニーズに応えた企画で定着を図りたい。当支部の現状を調査する目的で腹部超音波検診に携わっている施設にアンケート調査を実施した。結果として, 超音波の手技, 精度管理, 技師教育などに関して施設問での差異が大きいことが分かり, 地域全体としてのレベルアップに当部会が果たすべき役割が大きいことが確認された。また, 超音波スクリーナー資格制度への期待も大きく当部会も積極的に貢献して行きたいと考えている。

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