日本消化器集団検診学会雑誌
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高濃度バリウムと新撮影法を採用した胃集検の評価
山本 兼右久保 次男山崎 秀男矢竹 秀稔池宮城 光哉三木 信夫河島 輝明黒田 知純
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2004 年 42 巻 2 号 p. 163-168

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抄録
大阪がん予防検診センターでは, 従来から胃集検に使用している145w/v%のバリウム (ゾル製剤) に加え, 設備の整ったところから段階的に185w/v%のバリウム (粉末製剤シェイクタイプ) を採用し, 発泡剤の増量を含めた撮影法の改良を行った。我々は, 今回, 新しく採用した撮影法による胃集検の成績と, 胃粘膜描出能について評価したので報告する。
胃集検の成績に関しては, 高濃度バリウムを使用する新撮影法で地域集検と職域集検ともに胃がん発見率および標準化発見比が向上し, 高濃度バリウムを使用する新撮影法の有効性が確認された。また, U領域の早期胃がんの割合も新撮影法で高い傾向を示した。
U領域の粘膜描出能の評価では, 高濃度バリウム (185w/v%) を使用する新撮影法が従来バリウム (145w/v%) を使用する旧撮影法より胃粘膜の描出能は向上したが, バリウムの凝集は従来バリウム (145w/v%) を使用する旧撮影法が少ないとの結果がえられた。
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