日本消化器集団検診学会雑誌
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職域胃内視鏡検診の検討
後藤 信雄池上 文詔桜井 幸弘
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2005 年 43 巻 2 号 p. 197-205

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抄録
当院で過去11年間 (1993年度~2003年度) に実施された社員ドックの際の上部消化管内視鏡検査件数は50, 276件であった。胃癌は77例 (0.15%) 発見されたが, 厳密な追跡調査に基づく偽陰性例の検討では, 2000年度までの3年偽陰性率は3 & 1%に昇った。偽陰性例が全て必ずしも見落としではなく, 必然的な理由がある場合も存在する。しかし, gold standardとしての内視鏡検査には正確, 厳密な診断が求められる。今回は偽陰性例の検討も含めて胃癌検診としての成績を述べた。
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