日本婦人科腫瘍学会雑誌
Online ISSN : 2436-8156
Print ISSN : 1347-8559
症例報告
卵巣成熟嚢胞性奇形腫から悪性転化した悪性黒色腫が小腸に転移再発した1例
小林 弘尚田村 年規水野 友香子米山 華蓮定本 怜子石田 憲太郎徳重 悠前田 万里紗中川 江里子芦原 隆仁野々垣 多加史安藝 惠杉並 興佐々木 聖子
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2023 年 41 巻 1 号 p. 19-26

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抄録

卵巣成熟嚢胞性奇形腫から悪性転化した悪性黒色腫の小腸転移再発を診断し,治療した報告はない.今回我々は同疾患に対し小腸部分切除を行い,術後補助化学療法を行った症例を経験したので報告する.症例は44歳,未産.卵巣腫瘍に対して左付属器切除を行い,病理組織学的検査で悪性黒色腫と診断された.術後15カ月で持続する貧血とCTでの小腸の拡張像を認めたため小腸転移再発を疑い,小腸部分切除を施行した.術後病理組織学的検査で悪性黒色腫小腸転移と診断された.術後ニボルマブを1年間投与し,再発なく経過している.皮膚悪性黒色腫に準じて治療を行ったが,その治療効果については今後症例を集積し検討が必要である.

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© 2023 日本婦人科腫瘍学会
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