日本婦人科腫瘍学会雑誌
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シンポジウム3
MPA療法における病理組織像
真田 咲子牛嶋 公生
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2023 年 41 巻 2 号 p. 116-123

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抄録

MPA療法の適応には子宮内膜異型増殖症と高分化型類内膜癌がある.内膜掻爬・生検による病理組織検査はMPA療法の選択,治療効果判定の根幹を担うものである.MPA療法において病理に求められることは,的確な内膜組織像の評価であり,治療効果判定においては,病変の有無,プロゲスチンによる影響を正しく報告することである.子宮内膜はエストロゲン,プロゲステロンによって周期的に形態,機能を変化させる器官で,内膜異型増殖症や類内膜癌は排卵障害などによるエストロゲン遷延状態に起因して発症する.これを踏まえて病理医は内膜組織において正常周期からの形態逸脱像のパターンを理解し,腫瘍性病変の評価に臨まなければならない.一方で吸引生検または掻爬検体で採取された内膜は,小断片検体での観察となり,構築や細胞像の評価を断片組織で行うことは注意を要し,ピットフォールも生じやすい.

ここでは,内膜増殖性疾患と類内膜癌の組織像とピットフォール,MPA療法により起こる組織変化について症例を提示しながら解説する.

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© 2023 日本婦人科腫瘍学会
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