図学研究
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断面図の描き方と理解度に関する一考察
平野 重雄中澤 洋二横田 成昭
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2005 年 39 巻 Supplement1 号 p. 111-116

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抄録
機械製図の極めて独特な表現法に断面図示法がある.これは, 品物の内部の形状を図示する場合にかくれ線で表すが, 複雑な形状のものでは, かくれ線が多くなり図が見にくくなる.このような場合に品物の内部を示したいところが現れるような切断面で仮に切断して, その手前の部分を取り除き残った部分を図示する.よって, 内部を外形線で表すことができ明示できる.断面図には, 品物の形状によって種々な切断方法があるが, 提出された図面を評価したところ, 基本的な考え方を理解していない学生, 新入社員が多いことが判った.そこで, どのような断面法が理解しにくいのか検討を行った.そしてその改善策を立案した.
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