図学研究
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透視図ベースの3DCGモデリングによる図学教育
安福 健祐阿部 浩和
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キーワード: 図学教育
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2007 年 41 巻 Supplement2 号 p. 125-130

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抄録

本研究は, インタラクティブな操作が可能な3DCGを図学教育に利用し, 図学初学者に図法幾何学の理解向上を促すことを目的としている.本稿では, その一手法として, 3次元物体の図形操作と, その投影面上の図形操作を, CGソフトウェアSketchUpの透視図上で交互に行い, 図法幾何学の課題の作図手順を提示する方法を提案する.その結果, 点・直線・平面の作図および2平面の交線, 平面に対する直線の相貫点を求める課題は, SketchUpの推定機能を使うことで, 透視図べースによる作図が可能であることを示し, その提示方法が, 83%の受講生にとってわかりやすいことを明らかにした.

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© 日本図学会
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