図学研究
Online ISSN : 1884-6106
Print ISSN : 0387-5512
ISSN-L : 0387-5512
アルゴリズム造形による構成法の考察
大塚 礼穂高橋 諒子横山 弥生
著者情報
キーワード: 形態構成
ジャーナル フリー

2008 年 42 巻 Supplement1 号 p. 119-122

詳細
抄録
造形デザインにおける構成の方法は, 一般的には感覚的なものによるところが多いと思われがちである.しかし, ロジカルな一面を取り入れることにより, 迷うことなく決定でき, 結果が際立つという利点がある.コンピュータという数理的な秩序を用いたアルゴリズム造形は, アルゴリズムを自由に組み合わせたプログラムにより, CGシステムでディスプレイ上に描写し, 視覚による感覚的な構成と照合され, データの再調整, 再構成を繰り返し行われるところに利点が見出せる.
数列を用いた造形デザインを発展させ, 比例・比率と分割, 色彩を取り入れたアルゴリズム造形を試行した.そのさまざまな考え方と, 構成法を考察し, 作品化した例を示す.
著者関連情報
© 日本図学会
前の記事 次の記事
feedback
Top