図学研究
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公開講座「Webページ・レイアウト講座」の設計と受講生の意識と評価
山島 一浩森 優子
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2008 年 42 巻 Supplement1 号 p. 73-76

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抄録
大学における公開講座の在り方について, 演習を含んだ講座の一つを検証しながら, 考察を試みる.対象とした公開講座「Webページ・レイアウト講座」の概要を紹介し, 参加した社会人の意識について, 受講前と受講後のアンケート調査により, 考察を試みた.
その結果, 受講生は, インターネットについてよく利用しており, オーサリングソフトを利用してホームページ制作を試み, また仕事で必要性を感じている方もいた.仕事では, オーサリングソフトを利用しているが, 作業中にレイアウトがずれるなどの悩みを抱えていた.受講生は熱心に取り組み, HTMLやCSSの概念を含んだ内容について学びたいという学習欲求が感じられた.講座は, 無事終了し, 受講後のアンケートでは, 理解が深まったなどの他, 直面していた課題の糸口をみつけられたなど, おおむね講評であった.その一方で, 不満として挙げられていた内容からは, より長期的に学びたいなどの要望が上げられ, 技術指導を含んだ講座では, 短期的な講座形式ではなく, 長期的に学べるようなスタイルの必要もあると考えられる.さらに, それに付随した素材作成のための講座等についても関心を示し, 単独の講座だけではなく, 関連する講座間との連携を踏まえた, 総合的なカリキュラムを念頭においた設計も, 社会人のニーズとしてうかがえることがわかった.
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