図学研究
Online ISSN : 1884-6106
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力学の深い知識獲得のための図的表現による学習者支援環境
第2報 構造設計への応用
佐久田 博司コナー ジェローム・R矢吹 太朗
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キーワード: 構造設計, 対話型教材
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2008 年 42 巻 Supplement1 号 p. 81-84

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抄録
静定はりの構造設計に関わる計算システムを, オブジェクトを組み合わせて, 形式的な結合と, 連成構造計算を対応させることによって構築することができる.本研究は, 前報 [1] において開発した静定はりの解析・表示ライブラリを, 複雑な構造に適用することにより, 要素設計と構造設計をリンクし, 組み合わせた構造の特性を短時間に評価することのできることを示す.
本ライブラリは2次元のモデルによって構成しているが, はりの配置条件は3次元で容易に記述できるため, 実用的な構造問題に適用することができる.また, 構造を再構築することや, ネットワーク上で組み合わせることが容易になったため, 応用モデルが共同開発可能となった.
表示系と解析系が同一オブジェクト中に記述されているので, モデルの開発環境を統合することが可能であることが本システムの特徴である.
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© 日本図学会
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