抄録
平成19年度から富山大学芸術文化学部では, インタラクティブアートプログラミング演習を開始した.この科目は, 芸術系の学生に対してインタラクティブアートおよび, それに伴うプログラミングを身につけさせるものである.従来, インタラクティブアート作品は, 展示する環境を考えて制作する環境芸術が多い, そのため作品は写真, ビデオや図録などしか残らないことがおこる.そこで, インタラクティブアートの作成を学生のときから, CADによる記述を行う習慣をつければ, 作品保存できるのではないかと考えた.平成19年度から始まったインタラクティブアートプログラミング基礎演習では, インタラクティブするエンジンとしてLEGO社のMINDSTORMS NXTを使った.今回の報告では, LEGO用のCADであるLDrawを用いたレポートと今後の課題について検討する.