日本医療・病院管理学会誌
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研究論文
訪問看護必要性アセスメントシートの一般化可能性および活用可能性の検討
田口 敦子永田 智子成瀬 昂桒原 雄樹山口 拓洋村嶋 幸代
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2015 年 52 巻 2 号 p. 67-77

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抄録
訪問看護の必要性を判定するアセスメントシート(以下,アセスメントシートとする)の一般化可能性の検討,および表面妥当性と活用可能性の検討を目的とした。
方法:一般化可能性の調査は,全80ヶ所の居宅介護支援事業所の介護支援専門員に対して,自記式質問紙調査票を郵送し,介護支援専門員が担当する全要介護者について回答を依頼した。表面妥当性および活用可能性の調査は,介護支援専門員30名を対象に,自記式質問紙調査を実施した。調査期間はいずれも2011年6月~7月であった。
ROC曲線を描いたところ,AUC 0.70,95%信頼区間(0.64-0.76),感度68.1%,特異度63.4%,陽性反応的中度60.5%であった。アセスメントシートの作成時と比較して,感度は若干下がったが,特異度および陽性反応的中度は保たれた。表面妥当性の調査では70.8%が「妥当である」と回答した。
本アセスメントシートの一般化可能性と活用可能性はある程度支持されたと考えられ,本シートを普及することが効果的であることが示唆された。
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© 2015 一般社団法人 日本医療・病院管理学会
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