保健医療社会学論集
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研究ノート
日本語版Family Routines Inventory開発の試み
佐藤 みほ戸ヶ里 泰典小手森 麗華米倉 佑貴横山 由香里木村 美也子榊原 圭子熊田 奈緒子山崎 喜比古
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2014 年 25 巻 1 号 p. 41-51

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抄録

子どもの心身健康をストレッサーによる影響から守る要因として家族の習慣が重視されている。本研究の目的は、家族の習慣の形成度を評価する日本語版Family Routines Inventory(FRI)開発の試みである。中学生以下の子どもの母親520名から得た予備調査のデータを基に項目を修正し、都内私立高校生徒の母親919名から得た質問紙調査データを基に解析を行った。α係数は.808を示し、I–T相関は7項目を除き一定の値を示した。因子分析の結果、「仕事を持つ親がいる家庭での習慣」、「親から子への関わりの習慣」、「規則正しい家族の生活習慣」、「家族で交流する習慣」、「親族との交流の習慣」の5因子が抽出された。家族関係尺度との間には有意な関連が認められた。以上より尺度の信頼性と基準関連妥当性は概ね確認され、因子構造が明らかにされたものの、尺度の洗練に向け更なる検証が必要と考えられた。

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© 2014 日本保健医療社会学会
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