2019 年 50 巻 p. 25-45
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「処女香」は大島屋伝右衛門の扱っていた売薬である.その売弘には貸本屋である池田屋清吉と池田屋利三郎が関与していた.こうした彼らと大島屋の繋がりは,売薬だけでなく書籍の流通を考える上でも非常に重要である.本稿では,処女香を手がかりにすることで浮かび上がった大島屋と彼ら池田屋一統との関係をもとに,近代初頭における書籍流通について考察していく.
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