抄録
次世代の豪雨強風監視システムとして,防災科学技術研究所が複数の研究機関,大学と連携して進めているXバンドレーダネットワーク(X-NET)の概要について述べた.2007昨年度に準備を終了し,2008年と2009年の試験観測を通じて以下の項目に焦点を当てた研究をおこなう.
•首都圏上空の雨と風の3次元分布(時間分解能6分,空間分解能は数100m~500m)の瞬時集約と配信.
•上記の情報に基づく豪雨域,強風域の検出と監視.
•外そう法による降水ナウキャスト,およびデータ同化した雲解像数値モデルによる降水短時間予測.
•局地気象擾乱の構造,発生過程,発生機構の理解.
•都市型災害の発生予測手法の高度化.
•気象学,防災研究,気象教育,建築,都市,交通,電力,通信,情報,レジャー産業などの様々な分野における基礎的な気象データベース作成.