水文・水資源学会研究発表会要旨集
第21回(2008年度)水文・水資源学会総会・研究発表会
セッションID: 35
会議情報

8月28日 9:00-10:40
日最高,最低気温から日全天日射量を推定する方法の日本への適用可能性
*篠原 慶規小松 光大槻 恭一
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
日射量は,水文モデルなどの入力データとしてしばしば必要だが,気温や降水量などと比べると観測地点は非常に少ない.そのため,全天日射量を推定する数多くの方法が考案されており,その中の1つに気温の日較差を用いる方法がある.本研究では,この方法の日本での適用性・精度について,気象官署の観測値を用いて調べた結果,以下の3点が明らかとなった.(1)モデル中に含まれる経験定数A,Cを観測値から決定した場合,バイアスはほとんどなく,RMSE = 4.40 MJ m-2 s-1程度で推定可能であった.(2)経験定数A,Cを観測値から決定できない場合, A = 0.76,C = 2.2と与えることで,A,Cを地点ごとに決定する場合と同程度のRMSEで全天日射量の推定が可能である.(3)この方法による全天日射量の推定精度は,約200km離れた地点での観測値を用いる場合とほぼ同程度であるため,この方法は200km以内に全天日射量観測地点がない場合に有用である.
著者関連情報
© 2008 水文・水資源学会
前の記事 次の記事
feedback
Top