水文・水資源学会研究発表会要旨集
第21回(2008年度)水文・水資源学会総会・研究発表会
セッションID: P-21
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気候変動・地球水循環
ベイズ統計学を用いた将来の日本周辺域における地表面気温の上昇量
*石崎 安洋
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抄録
将来の地球温暖化に関して、気候モデルを用いた予測研究が活発に行われている。この気候モデルを用いた将来の気候変動の予測には様々な不確実性が伴うため、近年ではベイズ統計学に基づく観測の制約を与えた重みづけによる研究が注目を集めている。そこで本研究ではWCRP CMIP3で提供されるモデルの結果にベイズ統計学を適用し、将来の日本周辺域における年平均地表面気温の上昇量について予測を行った。ベイズ統計学による手法では、平均値やトレンド、長期的な変動を考慮した場合、均一の重みを付けた手法や平均値とトレンドだけ考慮した場合と比べて、2071年から2100年の年平均気温の上昇量が大きく異なり、最尤推定値で1℃ほど違っていた。このことからベイズ統計学を用いる手法ではモデルの信頼性を評価する指標を慎重に選択する必要があることが示された。
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© 2008 水文・水資源学会
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