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全国15個の各地域における50~60年間の最大面積雨量のDAD関係に基づいて,地域別に最大洪水比流量曲線を推定し,これまで地域最大洪水比流量の推定に用いられてきた洪水比流量曲線と比較した。その結果,北海道南部地域,山陰地域などで推定された洪水比流量曲線が,従来用いられてきた角屋・永井やクリーガーによる洪水比流量曲線を上回る場合が見られ,将来のダムの安全性に関する検討の必要性が示唆された。 全国15個の各地域における50~60年間の最大面積雨量のDAD関係に基づいて,地域別に最大洪水比流量曲線を推定し,これまで地域最大洪水比流量の推定に用いられてきた洪水比流量曲線と比較した。その結果,北海道南部地域,山陰地域などで推定された洪水比流量曲線が,従来用いられてきた角屋・永井やクリーガーによる洪水比流量曲線を上回る場合が見られ,将来のダムの安全性に関する検討の必要性が示唆された。