p. 164-
本研究は、効果的な河川管理のための水位予測計算の精度を改善することを目的としている。
そこで石狩川で重要な基準点である下流部の石狩大橋地点の河川水位を,上流の水文データを用いて予測することを試みた。水位予測手法には,機械学習のひとつであるRandom Forest 法を用いることで,様々な説明変数から目的変数に関連の強い説明変数を算出した。この説明変数を用いて重回帰式より石狩大橋を予測した結果、ピーク値や水位の立ち上がりに対して精度の良い予測結果が得られた。また、リードタイムを12時間まで延長し予測を行っても精度の良い結果が得られた。