主催: 水文・水資源学会/日本水文科学会 2021年度研究発表会
会議名: 水文・水資源学会/日本水文科学会 2021年度研究発表会
開催日: 2021/09/15 - 2021/09/18
近年公共サービスの担い手として市民団体が注目されており,河川管理においても市民団体と河川管理者との連携が進んでいる.しかし,市民団体の活動が盛んになってから20年近くが経過し,活動継続に課題抱える団体も見受けられるようになった.そこで河川に関わる市民団体を対象に,活動の増減にどの要因がどの程度影響するかを明らかにすることを目的とし,活動の参加人数と活動時間の積で定義される活動量と,既往研究から抽出した活動継続に係る要因についてのアンケート調査を実施した.その後,相関分析及び活動量の変化を被説明変数とした重回帰分析を行い,活動内容の修正・改善をあまり行わないことで活動量が減少し,全参加者に占める中心的人物の割合が小さいことで活動量が増加,会員の常駐する専用事務所を有することで活動量を維持することが明らかになった.