九州大学工学部電気情報工学科卒業
九州大学大学院システム情報科学府
岐阜聖徳学園大学経済情報学部
九州大学情報基盤研究開発センター
2009 年 19 巻 1 号 p. 121-142
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クリロフ(Krylov)部分空間法,特にBiCG法とCGS法の収束性の研究は,次世代の新しい反復法を産み出す重要な鍵である.本研究では,BiCG法とCGS法の算法中の初期シャドウ残差:r^*_0の効果を調べ,r^*_0=(A^T)^mr_0またはr^*_0=(A^T)^m×(乱数ベクトル),(m=0,1,2,3)と与える新しい方法を提案する.これらの与え方が,BiCG法とCGS法の収束性の向上に大きく寄与することを数値実験により示す.
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