大阪工業大学情報科学部情報システム学科
2015 年 25 巻 3 号 p. 151-164
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本論文は議員定数配分問題における配分方式の偏りを扱う.一般に,偏りとは大州小州間の偏りを意味するが,大小を厳密に定義することは不可能である.そのため,従来の偏りを測る方法は曖昧で,偏り最小の配分方式を見つけることを困難にしていた.提案した測り方では,大州小州を厳密に定義する必要性をなくし,配分方式の偏りを測ることに成功している.シミュレーションを用いることにより,その妥当性を明らかにする.
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