日本大学生産工学部
武蔵野大学数理工学科
公立はこだて未来大学複雑系知能学科
東京大学大学院医学系研究科
東京大学大学院数理科学研究科
2016 年 26 巻 1 号 p. 105-123
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概要.血管新生を記述する単純な数理モデルを考察する.最近の血管新生における内皮細胞運動のタイムラプス撮影の実験を参考に,内皮細胞の新生血管先端での密度のみにより,新生血管の伸長と分岐が定まることを仮定すると,非線形連立常微分方程式によって記述されるモデルが導かれる.細胞分裂および VEGFなどの内皮細胞の運動を活性化する因子の影響も取り入れ,厳密解および数値シミュレーションの結果を示す.
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