日本応用数理学会論文誌
Online ISSN : 2424-0982
ISSN-L : 0917-2246
理論
あるN分子パスウェイネットワークの数理モデリングと数学的解析
板野 景子鈴木 貴
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2016 年 26 巻 1 号 p. 44-83

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抄録

概要.がんの浸潤に関わる基底膜分解酵素活性化パスウェイネットワークにおいて構成分子数を3構成分子からN構成分子へ一般化したネットワークを考える.ネットワーク上にはN(N+1)個の分子が存在し,まとまった挙動を示す複数のグループに分類される.グループ単位の質量保存則と質量作用則を適用することで,グループ解は厳密表示され,定常解への収束とその収束速度が定まる.

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© 2016日本応用数理学会
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