同志社大学研究開発推進機構
2021 年 31 巻 3 号 p. 172-196
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概要. Max-plus代数とは,加法を演算max,乗法を演算+で定義した半環である.Max-plus代数は製造工程計画を起源とし,理論と応用の様々な立場から独立に発展を続けてきた.本稿ではmax-plus代数上の固有値問題を取り上げ,その基礎事項について計算方法とともに解説する.また,固有値問題の発展的な理論を最近の研究成果を交えて紹介する.さらに,離散事象システム及び可積分系への応用にも言及する.
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