日本集中治療医学会雑誌
Online ISSN : 1882-966X
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総説
医療裁判の現状と課題
—法律家の視点から—
中村 勝己
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2008 年 15 巻 4 号 p. 497-502

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抄録
1999年に都立広尾病院の点滴への消毒液混入事件,横浜市立大学附属病院の患者取り違え事件が起こって以降,現在に至るまで,医療裁判にとってこの10年は激動の10年であった。そして,医療の崩壊が顕在化してきた10年でもあった。この10年を医療裁判という観点から振り返る。そして,医療の不確実性の理解が,今後10年間の医師・患者関係のキーワードになっていくように思われる。
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© 2008 日本集中治療医学会
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