日本集中治療医学会雑誌
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総説
クリティカルケア看護で使用されているevidence-based practice(EBP)プロセス
高見沢 恵美子
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2012 年 19 巻 4 号 p. 595-602

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抄録

Evidence-based practice(EBP)は,よい成果をもたらしコストベネフィットのある,患者のニーズに合った質の高いケアを効果的に実施することを目指している。クリティカルケア看護学分野における過去5年間の英文文献をレビューした結果,以下のことが明らかになった。クリティカルケア看護分野の雑誌に記載されていたEBPモデルは13モデル8編で,EBPモデルを研究に使用していた論文は4編であった。クリティカル看護分野で最も多く使用されていたのはIOWAモデルであり,実際にこのモデルを使用しEBPの効果が研究されていた。クリティカルケア看護分野の雑誌に複数回記載されたEBPモデルに使用されているEBPプロセスは,エビデンスによって回答可能な臨床的疑問の明確化,臨床的疑問を解決するエビデンスの検索と収集,エビデンスの評価,臨床経験・患者の価値観・施設の状況を考慮したエビデンスの統合,エビデンスの実施・有効性の評価であった。

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© 2012 日本集中治療医学会
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