2001年から2016年までの16年間の都城盆地における地下水の硝酸態窒素濃度およびその変動パターン(上昇,下降,横ばい)の度数分布の経年変化,硝酸態窒素濃度が10mg・L-1を超過したことのある測点の動向についてまとめた.地下水の硝酸態窒素濃度は,高濃度の相対度数が減少し,また変動パターンは横ばいが減少し,下降が増加した.これらのことから,都城盆地における地下水の硝酸態窒素濃度は16年間で低下したと思われる.しかし,近年5年間は多くの測点が横ばい状態であると判断された.また,地下水の硝酸態窒素濃度が10mg・L-1を超過したことのある測点の64.0%が,2016年までに10mg・L-1以下に改善していた.一方,16年の期間中ほとんど10mg・L-1超であった測点が解析対象測点の2.2%,10mg・L-1超・以下を繰り返していた測点が2.8%存在していたことが分かった.