農業土木学会論文集
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沖縄地方の残積土の締固め特性と盛土材料への適用性について
国頭マージの理工学的性質に関する研究 (II)
宮城 調勝近藤 武
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1991 年 1991 巻 155 号 p. 11-17,a1

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抄録

国頭マージは,沖縄地方の高温多湿の気象条件下で風化生成された,主として残積成の赤色土である。フィルダムの築堤材料を前提として,この土に基岩の強風化層を混合した礫混合土も含めた国頭マージの締固め特性を3つのタイプに分けて検討した。礫混合土は下層の強風化層が礫材料として使用されるが,残積土層の特徴として直下層の礫材料は風化が進んでいる。したがって,礫混合土の締固め結果には礫率だけでなく礫の風化程度(強度)が大きく影響する。また,高含水比の土は締固めが乾燥の影響を受けるが,その影響は緑色岩類の風化土において最も顕著に現れる。全体としては自然含水比と締固め試験における最大乾燥密度の関係は比較的強い。

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© 社団法人 農業農村工学会
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