農業土木学会論文集
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畦畔除草面積を縮小する圃場形態
畦畔除草に適した圃場整備技術の開発 (IV)
有田 博之木村 和弘
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キーワード: 開発, 圃場整備, 畦畔, 除草
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1994 年 1994 巻 170 号 p. 19-25,a1

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抄録
畦畔除草を圃場整備技術の改良によって効率化する方法には,除草対象面積の縮小と除草作業に適した圃場形態の形成の2つがある。ここでは前者を考察対象とし,(1)畦畔およびその法,および(2)排水路・農道の除草面積について,耕区形態と畦畔除草面積の関係をモデルを用いて検討したところ,以下の結果を得た。
1)一般的に,現況より耕区長短辺比が大きな(横長の)区画の採用が除草面積の縮小につながる。また,この傾向は傾斜地ほど著しい。2)道路・水路の延長の縮小対策としても耕区長短辺比の大きい方が有利。3)筆者らが提案している道路一本抜き工法適応型の等高線型圃場整備方式は除草面積の縮小面でも有利な技術である。
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© 社団法人 農業農村工学会
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