農業土木学会論文集
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パイプライン流れを予測する時間補間特性法の数値誤差の理論解析と混合型時間補間特性法の格子形成
島田 正志
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1994 年 1994 巻 173 号 p. 79-84,a2

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抄録

パイプラインの非定常流(高周波,低周波),定常流れを統一的,効率的に計算するための混合型時間補間特性法の理論的基礎となる時間補間による数値誤差(数値振幅減衰,数値分散)の解析的な近似解を得た. 近似解の精度は数値解と比較した結果,極めて高精度であることが判明し,数値減衰と分散誤差の一般的性質を明らかにできた. 導出した近似解を合理的な時間格子幅と計算格子の設計アルゴリズムに組込むことで,アルゴリズムの単純化,計算格子の効率化を図ることが可能になった

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© 社団法人 農業農村工学会
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