農業土木学会論文集
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筑波関東ロームにおける地温の日変化と乾燥層を通した蒸発
裸地地温の日変化と土壌水分量の関係 (I)
片岡 恭子塩沢 昌多田 敦
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1998 年 1998 巻 194 号 p. 311-320,a3

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抄録
裸地地温の日変化に土壌水分状態が与える影響を調べたところ, 夏の裸地で土壌水分が乾くと乾燥層が現われ, 乾燥層のために表面温度の日振幅が増加したが, 下層の湿潤層の温度の日振幅は湿った土壌とほとんど同じであった。その理由が乾燥層の熱伝導率が小さいこと, 乾燥層が蒸発を抑えること, さらに蒸発潜熱のシンクが表面から乾燥層下部に移るためであることを確認した.
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