農業土木学会論文集
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接触曝気方式による窒素除去高度化に関する実証的研究
中曽根 英雄尾崎 益雄黒田 久雄
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1998 年 1998 巻 197 号 p. 789-795,a1

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抄録
曝気槽前置システムで実験を行い, 水温が16℃程度でも処理水のT-N濃度を10mg・l-1鉱以下にすることができた、水処理分野では, 小規模施設で良い結果が得られても, 実用施設で同じ性能が得られるとは限らない、我々は, 前橋市下水処理場に8.3m3・d-1規模のパイロットプラントを持っwいる、そこで, ζ のプラントを室内実験装置と同じ処理工程に改造して実験を行った。冬季に前橋市下水処理場が改修中で, 処理場の汚水を使えなかったので, 水温が19~25℃になってから実験を行なった。このプラントでの処理水の平均T-N濃度は, 5.4mg・e-1であった。また, 嫌気性ろ床槽でT・N濃度が35mg・l-1減少しているので, 低温時にも19~25℃時と同じ実験結果が得られれば, 嫌気性ろ床槽を省いても, 処理水のT・N濃度10mg・l-1以下になると推測された。
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© 社団法人 農業農村工学会
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