情報知識学会誌
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寄稿論文
平安・鎌倉時代を対象とした僧侶データベースシステム : 概要とその後の展開
田中 猛彦冨金原 賢次宇都宮 啓吾中川 優
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2004 年 14 巻 3 号 p. 44-49

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抄録
 筆者らがこれまで取り組んできた「平安・鎌倉時代を対象とした僧侶データベースシステム」の概要を紹介するとともに,ここ1年間の活動の中で. SVGによる系図表示の取り組みを報告する.曽侶データベースシステムの開発では,(1)文献の登録と検索,(2)人物の登録と検索,(3)人物間の関係解明,および(4)データの人力支援に焦点を当てた.本システムを活用することで,各種情報の登録・検索の効率化や,従来気付き得なかった人間関係の発見が期待できる.このシステムはJavaで開発しており,系図の表示においてもそれによる弊害や限界が判明した.その諸問題を解決し,見やすく使いやすい系図システムとするため,SVGを用いた系図表現を試みている.漢字表示の問題は,グリフをSVGファイルに埋め込むことで解決を図っている.
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© 2004 情報知識学会
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