情報知識学会誌
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第19 回(2011年度)研究報告会論文集
引用論文の分散値を重み付けとして考慮したページランクアルゴリズムによる主要論文の抽出
大槻 明川上 あゆみ林 剛川村 雅義
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2011 年 21 巻 2 号 p. 213-219

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抄録
学術俯瞰の分野における最近の研究動向は,参考文献の引用分析により実現するサイテーションマップが主流であり、ネットワーク構築やクラスタ化までの自動化はなされているが、各クラスタがどのような集団であるかの意味付けまでの自動化はなされておらず、専門家が手動で分析している現状である.ゆえに、各クラスタの自動解釈を最終的な目的として,本発表では各クラスタの主要論文の自動抽出を目指す。具体的には、論文をノード、引用をエッジとする有向グラフと考え、各ノードに発表年数を持たせたうえで、あるノードに入るエッジの元ノードの発表年数の分散を調べることでそれぞれの重要度の計算を試みる。そして、それらの重要度を基に、時間軸を持つ可視化グラフの構築を目指す。
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© 2011 情報知識学会
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