情報知識学会誌
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起業家との対話の逐語記録の作成と蓄積についての現状と課題
伊藤 智明
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2021 年 31 巻 4 号 p. 434-439

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抄録

 研究者は,自らのキャリア形成と共に,研究データを組織化し,研究成果を上げて,さらには,研究データを活用し,研究成果を社会実装する,という緩やかな循環をつくることになる.したがって,研究データの組織化と活用は,自らがいかに,どのような研究成果を上げて,研究コミュニティに貢献し,研究者として生存していくかを構想する上での重要な論点の一つとなる.また,研究成果の社会実装を目指す上でも,研究データの組織化と活用は,外せない論点の一つである.本発表では,私がこれまでに行ってきた起業家との対話の逐語記録の作成と蓄積を事例に,研究データの組織化と活用の取組みを紹介する.事例の紹介にあたっては,起業家との対話の逐語記録の作成と蓄積についての現状と課題を提示する.

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