2021 年 31 巻 4 号 p. 428-433
学術情報メディアセンターとフィールド科学教育研究センターの有志でフィールドに関するデータの蓄積・活用に関する検討を行ってきた.本稿では,その一つの試みとして,フィールドワークの体験を記録して教育・研究に活用する枠組みについて紹介する.また,高校生のような若い世代に仮想的なフィールドワークをしてもらう試み(サイバーフィールドワーク) とそこから得られた知見を紹介する.最後に,このようなデータの蓄積・共有・利活用のために必要なデータマネージメントについて考える.