情報知識学会誌
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SSJデータアーカイブのメタデータ作成のAI活用の検討 -LLMアプリケーションを用いた社会調査のメタデータ抽出-
西村 幸浩入山 浩一
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2025 年 35 巻 3 号 p. 389-394

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抄録

 本研究では,社会科学分野のデータアーカイブ運営におけるメタデータ作成業務の効率化を目的として,大規模言語モデル(LLM)を活用したメタデータ作成支援のノーコードアプリケーションを開発し,その有効性を評価した.本アプリは,クラウドLLM とローカルLLM をGUI 上で選択でき,非エンジニアの職員でもマウス操作のみで調査票・報告書からメタデータを自動作成できる.評価では,LLM と専門家作成のメタデータとのコサイン類似度,処理時間,コストを比較した.その結果,全ての項目で高い一致度を示し,約 6 万字規模の資料を対象とした処理時間は最大251 秒,コストは最大0.28 ドルと安価であった.以上より,LLM を用いたアプリはメタデータ作成工数の削減に有効であることが示された.

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