学校改善研究紀要
Online ISSN : 2436-5009
スクールポリシーの実現に向けた教員と生徒との対話の場の創設
高等学校における学校行事の企画・運営を通して
山田 雄太
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 6 巻 p. 142-150

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抄録
本研究の目的は、研究校(以下、A高等学校)のスクールポリシーに示された資質・能力の育成を実現するための一つの手段として、教員と生徒との対話の場を創設することである。本研究では、生徒発案の事案に関する意思形成の面におけるA高等学校の組織体制面での課題に焦点を当て、対話型組織開発の理論に依拠した4段階の協働プロセスモデルを作成して実践を行った。2021(令和3)年には、学校行事の企画・運営に焦点を絞って実践をした結果、量的調査や質的調査の結果等から、教員と生徒との対話の場の創設という視点から見て成果があった。また、対話をする際の土台になる心理的安全性において、新たな知見が得られた。さらには、今回の実践は資質・能力の育成にも寄与したといってよい。一方で、今回の実践の持続性という面等での課題も見出された。教員と生徒での協働的な学校運営体制が、A高等学校に根付くよう、今後も実践を継続していきたい。
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© 2024 日本学校改善学会

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