日本大学医学部産婦人科
2013 年 28 巻 p. 11-18
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抗リン脂質抗体は単にリン脂質に結合するのではなくリン脂質に結合した蛋白に結合することが判明し,さらにその作用機序が明らかになってきた。抗リン脂質抗体は血管内で凝固を起こす他,血管内皮での作用,絨毛への作用がある。妊娠に関する抗リン脂質抗体症候群の診断基準には習慣流産,妊娠34週未満の重症妊娠高血圧腎症・子癇や胎盤循環不全と認識できる早産が含まれているが,これらの疾患では血栓症の他,絨毛障害に関連した胎盤機能障害を考慮して治療を行う必要がある。
日本生殖免疫学会雑誌
Proceedings of Annual Meeting of JSIR
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