地方国立4大学合同でインターンシップに関するアンケート調査を実施した。インターンシップに参加した学生の「良くなかったこと」に関する自由記述には、準備不足や意識が低かったなど自分に関する不満のほか、体験プログラムの内容や担当者の対応など受入先企業等への不満も多数寄せられた。実施期間について、短期のプログラムへのもの足りなさもあれば、費やす時間の割に内容が薄いとの不満もあった。学校経由型か公募型か、実施期間の長短による自己評価の違いはほとんど見られなかったが、不満の内容にはいくつかの特徴が見られた。参加学生の否定的意見の多くは、期待と現実とのギャップに起因する。インターンシップの拡充には、真摯な情報開示と適切なコスト管理が求められる。