A社のインターンシップに参加してA社に入社した社員(以下「参加入社者」と略す)とそうでないA社社員(以下「非参加入社者」と略す)の入社以降の状況を、退職率や人事考課、自己申告内容から追跡調査した。その結果、退職率には大きな差異があり、事務系・技術系、男性・女性ともに、A社インターンシップの参加入社者には、非参加入社者に比べ早期離職防止の効果が認められた。しかし、人事考課や、自己申告における能力発揮度や仕事への充実感などでは、両者間にはほとんど差異が見られなかった。
また、アンケートを通じて、参加入社者の多くが、インターンシップへの参加が入社を希望する大きな要素となったことが明らかになった。研修内容では、会社の様々な部署の社員とコミュニケーションがとれることや、成果発表を通じ社員と議論できる参加型研修を求めていることがわかった。
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