南山大学外国人留学生別科では留学生のための8週間のサマープログラムを開講し、このプログラムにインターンシップに行くことを目的としたBコースがある。本稿は、この事例から短期外国人留学生が日本で日本語でインターンシップをするためにはどのような指導が必要かを探ることを目的とした。
本稿ではまず、このBコースを履修した短期外国人留学生(以下履修者)に対して行ったビジネス日本語教育とインターンシップの事前事後の学習について紹介した。その上で、履修者の報告書などと筆者の考察をもとに指導が妥当なものであったかどうかを検証し、今後短期外国人留学生のインターンシップにはどのような指導が必要かを論じた。
この結果から、ビジネス日本語教育での日本語力強化とビジネスに関する指導、そして事前事後の学習をしたことはインターンシップに有効であったことが認められた。だが、日本語力が低い履修者はコミュニケーションを回避する傾向があり、日本語力のある履修者も日本語力や会話の力が足りないと述べていた。このことから、さらに日本語力強化のための指導を考えるとともに、事前に派遣先との情報交換によりインターンシップにスムーズに参加できるようにすることも必要だと分かった。