日本乳酸菌学会誌
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総説
次世代シーケンサーデータの解析手法第5 回 アセンブル、マッピング、そしてQC
孫 建強清水 謙多郎門田 幸二*
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キーワード: NGS, assembly, mapping, quality control
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2015 年 26 巻 3 号 p. 193-201

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抄録
次世代シーケンサー(以下、NGS)データの解析は、大まかに①データ取得、②クオリティコントロール(以下、QC)、③アセンブルやマッピング、④数値解析の4 つのステップに分けられる。連載第5 回は、アセンブルやマッピングを紹介しつつ、QC の重要性に焦点を当てる。第4 回でインストールしたQC プログラムFaQCs(ver. 1.34)実行、およびFastQC(ver. 0.11.3)でのアダプター/ プライマー配列除去確認から始める。そして、アセンブルやマッピングの試行を通じて、QC で除去し切れていない、(本来トリムすべき)末端部分を発見した事例を紹介する。ウェブサイト(R で)塩基配列解析(URL: http://www.iu.a.u-tokyo.ac.jp/~kadota/r_seq.html)中に本連載をまとめた項目(URL: http://www.iu.a.u-tokyo.ac.jp/~kadota/r_seq.html#about_book_JSLAB)が存在する。ウェブ資料(以下、W)や関連ウェブサイトなどのリンク先を効率的に活用してほしい。
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© 2015 日本乳酸菌学会
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