日本乳酸菌学会誌
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ブリ属魚類のα溶血性レンサ球菌症の原因菌Lactococcus garvieae
牛,ヒト由来Lactococcus garvieaeとの関連性
松田 路子
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2003 年 14 巻 1 号 p. 2-6

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抄録
α溶血性レンサ球菌症はブリの養殖において最も重要な疾病のひとつである。本症の原因菌はEnterococcusseriolicidaとされていたが,1996年にヒト心内膜炎,牛乳房炎,健康な動物から分離されるLactococcusgarvieaeと同一菌種であると報告された。由来の異なるLactococcus garvieaeについて,疫学的研究報告はあるが,現在のところ,生態,感染経路,病原性など謎が多い。
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